十人十育の実践

ニヤリホット収集による多面的な子ども理解

子どもたちが集団で過ごす保育園という生活の場において、ヒヤリハット報告の収集は安全管理の基本中の基本になります。

といろきっずでは、「ヒヤリハット記録」の目的や定義の認識合わせ、集め方、振り返り機会やその後に活かす流れなど、細部に渡って検討し、力を入れてきました。

3年前のといろきっず全体研修で、「どうしたら保育の流れの中で、こまかなヒヤリハット記録を漏らさずタイムリーに集めていけるか?」をテーマに議論しました。

その結果、グループワークでのアイデアから生まれたのがといろきっずオリジナルの「ヒヤリハットmemo」付箋です。

>ヒヤリハット報告のためのオリジナル付箋

シンプルなものですが、さっと書き留められて、すぐに職員間で共有でき、取りまとめて振り返り→危険の根本を探るためのデイリー情報に。職員一人ひとりの多面的な目で安全管理をチェックしていくツールとして役立てています。

付箋を用いることで、職員間の安全管理意識が高まり、ヒヤリハットを書くこと自体が特別なことではなく日常的な習慣として意識できるようになりました。

そんな中で、一昨年に職員から「ニヤリホットの付箋も作って欲しい」というリクエストがありました。

ヒヤリハット付箋とは色違いですぐに作ったニヤリホット付箋。今や、これもといろきっずの保育を形作る重要なツールになっています。



保育におけるニヤリホットとは、私たち大人(保育者)が思わず感じ入ってしまうような、園児のステキなところを書き留めておくもの。その子の理解を深めるため情報収集。そんな感覚で考えています。

ヒヤリハットもニヤリホットも、職員間で共有しあい、次につなげる仕組みや文化に浸透してはじめて意味を持ちます。

ある子の目の前、あるいはすぐそばにいた保育者にしか気づけなかった、その子の情報(特に心の動き(=ほぼ保育者側の想像)が「点」だとすれば、別のシーンにおけるヒヤリハットもしくはニヤリホットの点と結びついて、どんどんその子の理解も見立ても多面的に広がっていきます。

先日、園の職員室でこんなニヤリホットを見かけました。

「じーじーばぁ」のわらべうたを知っている人なら分かってくれるはず!な保育園でのニヤリホットです。

2歳児でこの替え歌を..「おにぎり??」

この時期の子どもたちは全員天才なんじゃないかと思えてきますね☺️

子どもたちの連続する毎日の育ちがこうしてエピソードを持って可視化されていくのは、日々の保育に意味を持たせてくれる助けになります。

ニヤリホットな瞬間を見逃さずにたくさん集めて、子どもたち一人ひとりに目と心が行き届いた保育を実践し続けていきたいと思います。

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