といろきっずでは、保育理念「十人十育」のもと、園児一人ひとりの個性や気持ちを大切に保育を行っています。
また、保育所保育指針のもと、集団生活のなかでも、一人ひとり個別の月間指導計画を立て、計画的に、健やかで豊かな成長を見据えて日々記録・振り返りを行なっています。その連続により、子どもを起点にした、子ども主体の保育展開へとつなげていきます。
この「年間指導計画」や「月案」、「週案」といった保育の営みについて、保育の仕事に携わる人の中では当たり前のことですが、保護者のほとんどの方は知らないのではないかと思います。
保育は、保育園での生活や環境、友達や保育者との人の営みを通じて行われるものですが、子どもの育ちには「連続性」という大事な視点があります。
朝「おはよう!」と登園したときの姿の前には、おうちで起床し、朝の食事や身支度、登園までの保護者の方とのコミュニケーションを経ています。
また、保護者の方がお迎えにいらした降園後は、おうちでの生活に戻り、いろんな場面を保護者の方と共にしながら一日を終え、そして次の日がやってくる。
こども目線で考えるとこの日常の流れは全くシームレスなものですが、保育者は保育園にいる時間に関わる人、保護者は家庭での時間に関わる人、と物理的には養育者がバトンタッチします。
園での保育計画や実践を、可能な範囲でご家庭とも共有し、もっと連携を高めることができたら。毎月の確かな成長を、親御さんと私たち保育者が共に喜び、記録を楽しみ、ほんの小さな成長も見逃さずに将来への軌跡として残していけたら。
「といろく」は、そんな想いからはじめた一つの冊子です。
日々の「連絡」を書き込む連絡ノートとは別物として、保護者の方と月次で共に書き込みながらやりとりする育児交換日記のようなものです。
年度末には、冊子をそのままご家庭に差し上げます。
といろきっずの子どもたちの、十人十色の「といろく」、今年はどんな風に仕上がっていくか😊楽しみです。